名刺作成のポイントを紹介します

名刺はもともと、不在の訪問先を訪れた際に、来たことを示すために置いてきた木片が始まりだったと言われています。それが時を経て紙片になり、今では世界中でほぼ同じ規格を共有するビジネスツールとなりました。ビジネスの内容が多様化するにつれて、名刺の役割も単に名前や所属、勤務先などを記すためだけのものではなく、企業理念や個人の個性を演出するアイテムの役割も果たすようになってゆきます。現代では、デザイン名刺と呼ばれる個性的な意匠が特長の名刺が台頭し始めてきました。それは長きにわたって組織というものを重視してきた文化が、個を重視する文化へと変貌しつつある前兆のようにさえ感じられます。これからの時代は、用途やシーンに応じて名刺を使い分けるのが常識となってゆくのかも知れませんね。

ビジネス名刺を作るなら機能性が最優先

企業で使用する名刺を作成するのなら、個性を重視しすぎて機能性を疎かにするのは、決して得策とは言えません。近頃は、個性的なデザイン名刺の作成にあたって、文字の可読性が損なわれている例をしばしば目にすることがあります。敢えて効果を狙ってそうする場合や、プライベートで使用する分にはいいのですが、やはり仕事上の取引やお客様にお渡しする名刺が、奇抜なばかりで読みづらいのでは、ビジネスツールとしての役割を果たすことはできませんね。特にビジネスシーンにおいては、個性こそが力とされるような業種以外は、仕事に関する必要な情報が満たされているという前提があってこそ、ささやかな個性の演出が尊ばれるというものでしょう。ビジネス名刺を作成する際には、押しの強さよりも顧客や取引先に何を求められているのかを把握することが大切です。

プライベートや個人事業主の場合は個性も力になる

企業に属する方が使用するビジネス名刺に対して、個人事業主やフリーランス、プライベートで使用する名刺は、個性こそが同業者や仲間に差をつける力となります。ここはひとつ思い切って、奇抜なデザインを用いてみるのも面白いでしょう。ネット通販で専門業者を探してみると、非常に個性的なデザインテンプレートがあふれています。ほとんどはそれらの素材やフォントを自由に組み合わせてセミオーダーできる形式ですから、更に台紙に特殊紙や特殊加工を施せば、世界にふたつとない個性的なデザインを作成することも不可能ではありません。唯一無二を目指すのなら、プロのデザイナーに自分だけのオリジナル名刺を作成してもらうのも手段のひとつですね。この場合も、自分が名刺を渡す相手のニーズを疎かにしないというのが大前提となります。自分がPRしたいポイントのほか、第三者視点に立ったデザイン作りが名刺作成のポイントと言えるのではないでしょうか。